会社変遷

江戸

  • 1717年 初代彦七が酒醤油仲買商

    小田原までの商用も日帰りではたした健脚ぶりは「天狗の彦七」と渾名されるほど。 この篤実さ、俊敏さをモットーにした商いのこころは、お客様を第一に考える「ぬ利彦」のこころとして、今日でも生き続けています。そればかりか「天狗の彦七」の精力的な活動は、現在の高度情報化社会における、情報処理の迅速化・効率化という問題をも、示唆するところがあります。

  • 1717年:
    徳川八代将軍吉宗が大岡忠相を江戸町奉行に抜擢
  • 1721年:
    目安箱を設置
  • 1781年 二代目彦七は銘酒「星の井」を発表

    hoshinoi初代彦七の郷里、摂津の国に伝わる銘水「玉の井」に因み、江戸で販売する酒を「星の井」と命名。このこぶしの看板は、江戸の大火、関東大震災、第二次世界大戦などの難からも逃れ、現在では、歴代彦七による商いへの精進のしるしとされています。

  • 1821年:
    伊能忠敬が〈大日本沿海実測図〉完成
  • 1830年 三代目彦七は両替商を開業。

    酒醤油を関八州に販売するようになったほか、両替商の「江戸八天秤の一」として数えられ、諸大名とも取引をおこなうなど、商いを大きく発展させました。

  • 1831年:
    葛飾北斎の〈富嶽三十六景〉できる
  • 1836年 天保の大飢饉の際、蔵を開いて救恤にあたる。

    長雨、洪水、冷害による大凶作から、江戸の米価は暴騰したために、蔵を開いて、 安売りや在庫の売却に努めました。その結果、人々との信頼関係はいっそう深まり、その地を愛し、その地に生きることの喜びを知ると同時に、ぬ利彦が信じてきたこころを誇りに思ったのです。その後、毎月13日の初代中澤彦七の命日を「祖先供養日」 として、現在でも醤油の安売りをおこなっています。


明治

  • 1892年 「東京卸酒販組合」を結成。

    新しい時代の到来をいち早く察知した六代目彦七は、家業の発展ばかりではなく 、業界の発展と調和のために、百余名の有力者とともに、現在の「東京卸酒販組合」を結成。急激に近代化のすすむ明治維新を生きぬきました。

  • 1867年:
    明治天皇即位
  • 1894年:
    日清戦争勃発
  • 1906年 宮内庁御用達となる。

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    皇居前広場における日露戦争の戦争祝賀会の御下賜酒2万本の壜詰を納入など、宮内庁御用達として皇居にお出入りするようになりました。現在でも、春秋の園遊会の御用を承っています。

  • 1904年:
    日露戦争勃発

大正

  • 1922年 七代目彦七は鉄筋コンクリートの倉庫建築。

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    当時、最先端の建築技術であった鉄筋コンクリート工法の倉庫は、関東大震災にも焼失をまぬがれました。大部分の商品と倉庫が残ったことにより、需要と供給にたいしても的確かつスムーズな対応がおこなえたのです。目先の利益にとらわれない先取り感覚を持ち続けること。これこそぬ利彦のこころであり、伝統です。

  • 1912年:
    大正天皇即位
  • 1914年:
    第一次世界大戦参戦

昭和

  • 1929年 町名を「宝町」を提案。

    区画整理委員となった七代目彦七は、復興局に対して、将来大商業地区となるであろう町名に「宝町」を主張し、実現のはこびとなりました。

  • 1926年:
    昭和天皇即位
  • 1936年:
    二・二六事件おこる
  • 1944年 八代目彦七は「国民酒場」を開設。

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    第二次世界大戦のさなか、働く人とともに”一合の酒の尊さ”人生の喜び”を分かち合うために、八代目彦七は「国民酒場」を立案。都内177ケ所に開設して、酒、ビール、ウイスキーの公平な配給に努めました。

  • 1947年:
    日本国憲法施行
  • 1948年 株式会社ぬ利彦設立。

  • 1962年 第一・第二ぬ利彦ビル竣工。無線車・冷蔵庫による配送業務開始

    history_img03「宝町(現在=京橋)」では、近代技術の導入はもちろん、規模においても群を抜いていた第一・第二ぬ利彦ビルが完成しました。 第一・第二ともに、鉄筋コンクリート造、地上9階・地下1階。まさに、ぬ利彦のシンボルとなりました。またこの時期、タクシー無線よりも早く配送車に無線装置を搭載。キメ細かく、迅速なサービスを可能にしました。また、業界に先駆けて冷蔵倉庫、冷蔵車を導入。冷えたビールをすばやくお届けできるようになりました。この斬新なアイデアは、酒販業界をはじめ、流通業界にまで影響を与えるとともに、お客さまを第一に考え、プラスαのサービスを提供するぬ利彦のイメージ・アップへとつながったのです。

  • 1964年:
    東海道新幹線開通・東京オリンピック開催
  • 1970年 IBMコンピュータシステム導入。

    受注からの商品管理、配送までの業務効率化を図ることから、お客さまへのよりいっそうのサービス向上を目指して、コンピュータシステムを導入。コンピュータ時代の到来を予想した前向きな姿勢は、長い歴史のなかで培われ大切にされてきた、ぬ利彦のこころにほかありません。

  • 1979年 九代目彦七襲名。

    アメリカにおいて、近代経営を学んだ九代目彦七は、酒類販売ばかりか、 コンピュータやギャラリーにと、意欲的にビジネスの幅を広げ、つねに、前進のこころをもった、九代目として、各業界で注目を浴びています。

  • 1979年:
    東京サミット(7ケ国首脳会議)開催
  • 1982年 IBM特約店契約。

    日本IBMが特約店制度採用と同時に、ぬ利彦は第一次特約店に選ばれました。ぬ利彦のこころと姿勢を活かし、”ぬ利彦とお客さま””ソフトとハード”のコミュニケーションを追求。つねにお客さまの立場を考えたコンサルティングは、時代のニーズを知り尽くしたぬ利彦だからこそなのです。

平成

  • 1998年 新木場Hi-DEC開設。

    history_img04新鮮な酒類を新鮮なままでお届けするための新物流拠点、「ハイデック」をオープンしました。

  • 2010年 株式会社ぬ利彦ITソリューションズ設立。

    プライバシーマークも同時に取得いたしました。

  • 2014年 ぬ利彦ビル南館竣工。

    01JR東京駅から徒歩圏内に免震構造、三面採光で快適なオフィス空間を提供しています。


初代彦七から現代の彦七まで、ぬ利彦の創業300年の歴史を資料に纏めてみました。
ご覧ください!

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